システム開発の事例
名前の入力ミス、
人ではなく
仕組みで防ぐ。
人ではなく
仕組みで
ある映像制作会社での事例です。
この会社では、ウェディングビデオを月に約300本制作していました。新郎新婦のお名前は、何度もチェックを重ねたデータベースに保存されていました。ところが編集の現場では、そのお名前を紙の作業指示書から動画編集ソフトへ手作業で入力し直していました。その結果、入力ミスや別のカップルとの取り違えが社内の確認で何度も見つかり、そのたびに修正作業が発生して、多くの時間が失われていました。
そこで、お名前・挙式の日時と会場・プランをQRコードにまとめる仕組みを独自に開発しました。編集用Macの内蔵カメラでQRコードを読み取るだけで、会場ごとのテンプレートから編集プロジェクトが自動で作成されます。名前の手入力をなくしたことで、同じ原因による名前の誤りはなくなり、修正にかかっていた時間も削減できました。
一生に一度の映像で、お名前の誤りはあってはならないものです。この事例では、人の目による確認に頼っていたミスの発見と修正を、仕組みによって入力の段階からなくしました。
こうした手間やリスクは、社内では「いつものやり方」として見過ごされがちです。私たちは第三者の客観的な視点で業務を見直し、改善をサポートいたします。
- 1か月あたりの制作本数(平均)
- 約300本
- 社内の確認で見つかっていた名前の誤り
- 月に数回
- 導入後、同じ原因による誤り
- 0
削減できた作業時間(当時の試算)
年間 約324時間
1人分の勤務日数で約2か月分。金額にして約 $6,480(時給 約$20)です。
- 毎回の準備作業
- 1本あたり5分 × 月約300本 = 月25時間
- 年300時間($6,000)
- ミスの修正と再チェック
- 修正と再チェック1時間 × 月2件として計算
- 年24時間($480)
数字には表れませんが、編集者がチェックにかけていた精神的な負担も軽くなりました。
仕組みの流れ
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01
作業指示書
名前・挙式の日時と会場・プランを QR コードにし、作業指示書に印刷します
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02
カメラで読み取り
編集用の Mac で専用ソフトを起動し、内蔵カメラで QR コードを読み取ります
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03
自動で準備
会場ごとのテンプレートから編集のタイムラインを作成し、プロジェクト名も付けます
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04
手入力の廃止
名前は入力せず、常にコピーして貼り付けられる位置に表示します
同社でのその他の改善
- 撮影データの取り込みも自動化しました。カードを差し込むだけで、重複しないファイル名が付けられ、所定の場所へバックアップされます。
- 終業時刻を過ぎると、作業内容を保存したうえでコンピューターの電源が自動で切れるようにしました。夜間の電力の削減にもつながりました。